中心部からバスに揺られて向かう先には、緑に囲まれた古い建物があります。そこは歴史ある図書館で、国内外を問わず、多くの文献を所蔵しています。図書館は誰でも入館することが出来、資料室は学生のものだけでなく、一般の方も閲覧したり、学ぶことができます。
豊富な蔵書に囲まれて
長い歴史を持つ図書館は、この国の教育活動のシンボルとして世界各国から訪れた人々に愛されています。
古い本が収蔵された倉庫の通路の所には、ちょっとした小窓があって、そこに板が付けられて、外から見えないようになっています。湿気対策か、と一瞬思ったが、どうもそれだけではないようです。
この小窓から中を覗いたことがある人には、すぐに分かります。そこには何本も壁に沿って柱が渡されているのです。たとえば、何冊か本が集められた本棚の奥にも。開かれた本の向こう側にも。
開かれた古い本のページをめくるとき、その書架の中が見えてくるのかもしれません。多様な文化を採り入れることによって、新しい時代に適応させていくかのように。
コメントを残す